スティーブ・ジョブズのプレゼンに隠された秘密
オフィス吉野 Mental 代表 の吉野公人です。
Appleの大躍進は、プレゼン戦略に
あったと言っても過言ではありません。
故スティーブ・ジョブズによる
新製品のプレゼン発表は
多くの人を魅了しました。
前回の記事が気になる方はこちら
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❏ メラビアンの法則とは?
アメリカの心理学者
アルバート・メラビアンは
「視覚」「聴覚」「言語」
それぞれ矛盾した情報を与えたら、
聞き手はどの情報を重要視し、
話し手の感情や本心を判断するのか?
という研究しました。
例えば、
「笑顔で叱る」とか、
「浮かない表情で褒める」とか。
すると、どうなったかというと、
聞き手は、叱られているのに、
話し手の笑顔に強く影響を受け
あまり反省しない。
聞き手は、褒められているのに、
話し手の浮かない表情に強く影響を受け
褒められている気がしない。
私たち人間は矛盾した情報の中では
言葉 < 聴覚<視覚
という順に影響されるというのです。
実験結果から、影響力の高い順に
55%:視覚情報 Visual
⇒見た目・表情・視線・しぐさ
ジェスチャーなど
38% :聴覚情報 Vocal
⇒声のトーン・速さ・大きさ・口調など
7%:言語情報 Verbal
⇒言葉そのものの意味・話の内容
「3Vの法則」
「7-38-55ルール」
とも呼ばれる法則です。
❏ メラビアンの法則の間違った解釈
コミュニケーションにおいて、
「見た目が最も重要」
「話の内容よりも喋り方が重要」
見せ方、伝え方のテクニックを身につけろ!
というのはメラビアンの法則を
間違って解釈していると言われています。
表情、声のトーン、ボディランゲージが
話している内容と矛盾していると、
話している内容よりも、
表情、声のトーン、ボディランゲージで
表現されているものを人は信じる、
これが正しい解釈でしょう。
間違った使い方をしてしまうと、
詐欺師か教祖様のようになってしまいます。
❏ 3つのVを活用する
カウンセラーに必要なスキルの一つに
伝達力があります。
何を伝えたいのか?
なぜ伝えたいのか?
それには
Visual
Vocal
Verbal
という、3つの『V』を活用することが
とても大切です。
以前のブログでもお話しましたが、
人はコミュニケーションにおいて
視覚、聴覚、体感覚の3つの感覚を
フルに働かせます。
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聞き手の、視覚、聴覚、体感覚を
刺激することで伝達力が高まります。
そこで、3つのVを活用するのです。
スティーブ・ジョブズによる
新製品のプレゼンは多くの人を魅了し、
いつしか新製品の発売と同時に
スティーブ・ジョブズのプレゼンを
人々は待ち望むようになったわけです。
ジャスチャーやボディランゲージは
多少大袈裟な方が伝わりやすい。
声のトーンやテンポは
抑揚をつけたほうが惹きつけやすい。
話す内容は、主語、述語、動詞を
端折らずにできるだけ丁寧に
そして詳細に話すほうが理解されやすい。
日常会話では、
「持ってきて」「やっといて」など、
省略されることが多い日本語です。
『阿吽の呼吸』という言葉がありますが、
「これだけの言葉で伝わるだろう」
という感覚を日本人は持っています。
しかし、多くはこれが原因で
本意が伝わらずスレ違いが起きるのです。
あなたが伝えたいと思うなら、
一語一句を大切に選んで
話すことが必要です。
『言霊』と言われるように
言葉には不思議なパワーが秘められています。
メラビアンの法則を間違って解釈し、
話す内容や言葉の選択を甘くみると
痛い目を見るので気をつけましょうね。
それでは今回はこのへんで。
吉野でした。
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